映画【星の子】感想
家族をテーマにした映画がみたくて、検索でたまたま見つけた作品。
『星の子』
内容
第157回芥川賞候補にもなった今村夏子の同名小説を映画化。大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治したという、あやしい宗教に深い信仰を抱いていた。中学3年になったちひろは、一目ぼれした新任の先生に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、そんな彼女の心を大きく揺さぶる事件が起き、ちひろは家族とともに過ごす自分の世界を疑いはじめる。監督は、「さよなら渓谷」「日日是好日」の大森立嗣。
引用;映画.com
今回は、Amazonプライムで観る事が出来ました^_^
すっかり大きくなった、芦田愛菜ちゃんが主演。
作品は2020年のものですが、内容は今年のニュースでも話題となっているキーワードが、更に興味を引いてしまいました。
赤ちゃんの病気。ただ大切な家族を守りたかった。苦しみや不安から解放されたかっただけ。
たまたま、そのタイミングで出会ったのが怪しい宗教。
どうにもできない苦しい状況で、救われたい、何かにすがりたい気持ちは誰もが抱くもの。
真面目で純粋過ぎる両親が、のめり込んでいく姿は、人ごとじゃないなぁとドキドキ。
両親は本当は気づいているも、家族や自分自身を守るため、信じきるしかないとの覚悟が伺える場面も。
抜け出せない、複雑な要因があるのかと、何となく分かった気に。。
主人公を両親から離そうと、心配する親戚の存在もあるけど、信念、信仰心を壊されそうになった時、取り乱す家族の場面では、切なさや苦しくなる部分もあった。
悪巧みする仕組み。(お金いっぱいかかる)
違和感すら気づけない環境、良いとする考え以外を排除する閉鎖的な体質だと、危ない、恐いものだと思っても仕方ない。
でも、全部を一括りで一方的な偏見はよろしくない。
映画を見る前は、宗教要素の映画なので、勝手にダークな内容を連想して身構える気持ちも少しありましたが、主人公の周囲には、いじめなど廃除される様な扱いはなく、偽善じゃなく包み隠さず違和感を伝え寄り添う友人達の存在に癒されました。
興味のある方は、是非どうぞ^_^